高血圧を放置するとどうなる?そのリスクについて詳しく解説!

こんにちは!エターナルフィット円山の八島です!

高血圧は、現代社会において非常に深刻な健康問題であり、特に日本では多くの成人がこの疾患に悩まされています。「血圧が少し高いくらいなら大丈夫」と感じ、症状がないまま放置している方も少なくありません。しかし、高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれるほど、症状が出にくい一方で重大な合併症を引き起こす可能性があり、注意が必要です。今回の投稿では、高血圧を放置した場合に生じるリスクについて、詳しく解説します。

高血圧とは?

まず、高血圧が何かを簡単に説明します。高血圧とは、心臓が全身に血液を送る際の血管内の圧力が高くなる状態を指します。繰り返しの測定で収縮期(上の数値)が140mmHg以上、あるいは拡張期(下の数値)が90mmHg以上であれば高血圧と診断されます。ちなみに成人の正常血圧は、収縮期(上の数値)が120mmHg未満、拡張期(下の数値)が80mmHg未満とされています。

高血圧は初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかずに放置されることが多いです。しかし、放置すると時間の経過とともに、血管や臓器に深刻なダメージを与える可能性が高まります。

高血圧を放置するとどうなるのか?

高血圧を長期間放置すると、さまざまな重大な健康リスクが生じます。以下では、その具体的なリスクについて詳しく見ていきましょう。

1. 心臓への影響:心不全や狭心症、心筋梗塞

高血圧は心臓に対して大きな負担をかけます。血圧が高い状態では、心臓はより強く血液を送り出さなければならず、その結果、心臓の筋肉が肥厚します。これを「左心室肥大」と呼びます。肥大した心筋は、次第に疲労し、最終的には心臓のポンプ機能が低下します。これが「心不全」の原因となります。

また、高血圧によって血管が損傷すると、冠動脈(心臓に酸素と栄養を供給する血管)が狭くなり、血流が悪化します。これが「狭心症」や「心筋梗塞」の引き金となります。心筋梗塞は、放置すると命にかかわる重篤な病気です。

2. 脳への影響:脳卒中(脳梗塞、脳出血)

高血圧は脳血管にも悪影響を及ぼします。特に、脳の血管が破裂したり、血栓が詰まったりすることで「脳卒中」を引き起こすリスクが高まります。

脳卒中には、「脳梗塞」と「脳出血」があります。脳梗塞は、血管が詰まって脳の一部が酸素不足に陥る状態です。脳出血は、血管が破れて脳内で出血が起こる状態を指します。いずれも高血圧が直接的な原因となることが多く、特に脳出血は高血圧が原因で発生するケースが多いです。

脳卒中を発症すると、半身不随、言語障害、認知機能の低下など、重篤な後遺症が残ることがあります。早期発見・治療が不可欠ですが、そもそも高血圧をコントロールすることで予防が可能です。

3. 腎臓への影響:腎不全

腎臓は血液をろ過して体内の老廃物を排出する重要な役割を持っていますが、高血圧により腎臓の細かい血管が損傷を受けると、腎機能が低下します。これが続くと、慢性腎臓病(CKD)や最終的には腎不全に進行することがあります。

腎不全になると、腎臓が機能しなくなるため、人工透析や腎移植が必要になります。高血圧は腎臓病を引き起こす主要な原因の一つであり、早期の治療が非常に重要です。

4. 眼への影響:視力低下や失明

目の血管も、高血圧によってダメージを受けやすい部位の一つです。高血圧が続くと、眼底の細い血管が硬くなり、出血や血栓が生じることがあります。これにより、視力の低下や、最悪の場合は失明に至ることもあります。

高血圧性網膜症と呼ばれるこの状態は、血圧のコントロールによって予防・改善できるため、放置せずに対処することが重要です。

5. 血管全体への影響:動脈硬化

高血圧は血管の内壁に大きな負担をかけ、血管を損傷させます。その結果、動脈の壁が厚く硬くなる「動脈硬化」が進行します。動脈硬化が進むと、血管が弾力を失い、狭窄や閉塞が生じやすくなります。これにより、心臓や脳、腎臓などの重要な臓器への血流が悪化し、重大な疾患を引き起こす可能性が高まります。

また、動脈硬化は血管の内壁にコレステロールなどが沈着することで、さらに悪化します。この状態が長く続くと、血管の一部が破れて血栓が発生しやすくなり、それが心臓や脳の血管に詰まると、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが急増します。

高血圧を防ぐための対策

高血圧のリスクを回避するためには、日常生活の改善が非常に重要です。以下に、具体的な対策をいくつか挙げます。

1. 塩分摂取の制限

高血圧の原因の一つに、塩分の過剰摂取があります。日本の食事は塩分が多い傾向があるため、意識して減塩することが重要です。世界保健機関(WHO)は、1日5g未満の塩分摂取を推奨しています。また、塩分摂取については前回の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。

2. 適度な運動

適度な運動は血圧のコントロールに役立ちます。ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動を週に3~5回、1回30分程度行うことが理想的です。高血圧に対する運動については、次回の投稿で詳しく解説します!

3. 体重管理

肥満は高血圧の大きなリスクファクターです。肥満の方は、肥満でない人に比べて2~3倍も高血圧を発症しやすくなるといわれています。特に内臓脂肪が多いと、インスリンの効きが悪くなり過剰に分泌されたインスリンにより血圧を上げる働きが高まり、血圧が上がってしまいます。肥満の人が1㎏減量すると、血圧は約2mmHg下がるといわれています。ただ極端な減量は弊害も大きいため、6ヶ月で現在の体重の10%減を目標に少しずつ減量していきましょう。

4. 禁煙・節酒

煙草に含まれるニコチンは血管を収縮させ、血圧を上昇させる働きがあります。1本のたばこを吸うことにより約10mmHg上昇し、その状態が30分継続するといわれています。そのため、断続的に吸うことにより血圧が高い状態のまま維持されてしまい、その結果高血圧につながってしまいます。

アルコールは血圧を一時的に下げることもありますが、過度なアルコール摂取は高血圧の原因となると考えられています。また、アルコール摂取は高血圧以外にも不整脈を誘発し心肥大や心不全の原因になります。さらに脳出血やくも膜下出血の危険因子となります。当然、これら危険性は飲酒量が増えるにつれ大きくなりますので、節酒を心がけましょう。

まとめ

高血圧を放置することは、心臓や脳、腎臓などの重要な臓器に深刻なダメージを与えるリスクを伴います。高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれるほど自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することが多いです。しかし、早期の発見と適切な治療、そして日常生活の改善によって、そのリスクを大幅に減らすことが可能です。

高血圧は予防と管理が可能な病気です。自分自身の健康を守るために、日々の生活を見直し、健康的な習慣を取り入れることが大切です。当ジムの提携医療機関であるグッドライフクリニック西町南は、高血圧症などを対象とした生活習慣病外来がございます。健康診断で血圧が高いと指摘された方や、少しでも異常を感じている方がいましたら、放置せず一度医師の診断を受けてみてください!

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