「過剰な塩分摂取」は「肥満」になりやすい?そのメカニズムを詳しく解説!

こんにちは!エターナルフィット円山の八島です!

塩分(ナトリウム)は私たちの体にとって必要不可欠な栄養素の一つです。適度な摂取は健康維持に重要であり、体内の水分バランスや神経機能、筋肉の働きに欠かせません。しかし、現代の食生活では、塩分を過剰に摂取してしまうことが問題視されています。塩分の摂取量が高いと、高血圧や心疾患のリスクが増すだけでなく、肥満との関連性も指摘されています。

今回の投稿では、塩分の過剰摂取がどのように肥満に関与するのか、そのメカニズムや関連する研究結果を踏まえながら詳しく解説していきます。また、塩分を調節するための実践的な方法についても紹介します。

塩分摂取の現状

まず、日本人を含む多くの国々では、塩分摂取量が推奨値を大幅に上回っているのが現状です。日本人の1日の塩分摂取量の目安は、成人男性で7.5g以下成人女性で6.5g以下とされていますが、実際には男性が11.0g女性が9.3gと約1.4倍も多くの塩分を摂取しているといわれています。加工食品や外食産業の発展により、無意識のうちに多量の塩分を摂取していることが多いため、注意が必要です。

塩分と肥満の関係

塩分摂取と肥満の関係性については、直接的な因果関係があるわけではありませんが、いくつかのメカニズムによって塩分の過剰摂取が肥満の原因となりうることが示されています。

1.水分保持による体重増加

塩分の過剰摂取は、体内での水分保持を促進します。ナトリウムは水分を引き寄せる性質があるため、塩分を多く摂取すると、体内に水分が多く保持されます。この水分保持によって一時的に体重が増加することがあり、これが体重管理を難しくする一因となる可能性があります。

また、体内に余分な水分が保持されると、むくみや高血圧の原因にもなります。これにより、全体的な代謝機能が低下し、脂肪の蓄積が進みやすくなることが考えられます。

2.塩分と食欲の関連

塩分が食欲に与える影響も、肥満との関係において重要なポイントです。塩分を多く含む食事は、食べ物の風味を増強し、食欲を刺激します。たとえば、塩分の多いスナック菓子やジャンクフードは、ついつい食べ過ぎてしまいませんか?塩辛さが食欲を刺激し、満腹感を感じる前に過剰に食べてしまうことがよくあります。

また、塩分の摂取量が増えることで、甘いものへの欲求が強まるという研究結果もあります。塩辛い食べ物を摂取した後、甘い食べ物を欲することが多く、これにより糖分の摂取が増え、結果的にカロリーの過剰摂取となり、肥満を助長する可能性があります。

3.インスリン抵抗性の増加

塩分摂取とインスリン抵抗性の関係も注目されています。インスリンは、血糖値をコントロールするために重要なホルモンですが、過剰な塩分摂取がインスリン抵抗性を引き起こすことが研究で示唆されています。インスリン抵抗性が高まると、体が糖分を効率的にエネルギーとして利用できなくなり、脂肪が蓄積しやすくなります。

また、インスリン抵抗性が進行すると、糖尿病のリスクも高まるため、塩分摂取のコントロールは糖尿病予防にもつながると考えられます。

4.高カロリーな食品との関連

塩分を多く含む食品は、しばしば高カロリーな食品と結びついています。たとえば、ファストフードや加工食品は塩分が多く含まれる一方で、脂肪や糖分も多く含まれていることが一般的です。これにより、塩分を多く摂取する人は、同時にカロリーも過剰に摂取しがちです。特に、加工食品は手軽に食べられるため、頻繁に摂取することで慢性的にカロリーオーバーになり、体重増加や肥満につながります。

科学的研究から見る塩分摂取と肥満の関係

塩分摂取と肥満の関係を示す研究は数多く存在します。以下にいくつかの代表的な研究結果を紹介します。

1.イギリスの研究

イギリスで行われた研究では、塩分摂取量が多い人は、肥満になるリスクが高いことが報告されました。この研究では、1日あたり1gの塩分を追加で摂取するごとに、肥満のリスクが約25%増加するという結果が出ています。これは、塩分が食欲を刺激し、結果的にカロリーの過剰摂取につながる可能性があることを示唆しています。

2.日本の研究

日本でも塩分摂取と肥満の関連性を調査した研究が行われています。その結果、塩分摂取量が多い人ほど、体脂肪率が高い傾向にあることが確認されました。この研究は、日本人特有の食文化(塩分が多い漬物や味噌、醤油を多用する食事)が肥満の要因の一つである可能性を示唆しています。

塩分摂取を減らすための方法

塩分の過剰摂取が肥満や健康に悪影響を与えることがわかったところで、次に塩分摂取を減らすための具体的な方法を紹介します。日常生活で無理なく実践できる方法を取り入れることで、塩分摂取をコントロールし、健康を維持することができます。

1.加工食品を控える

加工食品やファストフードには、塩分が多く含まれていることが多いため、これらの食品を控えることが最も効果的な方法の一つです。自宅で調理する際には、下味を控え味付けは直前にする、またレモン汁などの酸味や香辛料といった味のアクセントとなるものを使うなどして、減塩を目指していきましょう。

2.外食時の工夫

外食する際は、料理に使われる調味料の量を調整してもらうようお願いすることができます。たとえば、「醤油やドレッシングを別添えにしてもらう」「薄味で調理してもらう」といった注文をすることで、塩分の過剰摂取を防ぐことができます。また、スープや汁物は塩分が多く含まれているため、できるだけ控えめにするのが良いでしょう。

3.減塩食品の活用

最近では、減塩タイプの調味料や食品が多く市販されています。これらを活用することで、日常の塩分摂取量を効果的に減らすことができます。ただし、減塩食品を選ぶ際にも、他の成分(糖分や脂肪分)が多く含まれていないか注意が必要です。

4.水分をしっかり摂る

塩分を摂取すると体内に水分が溜まりやすくなるため、十分な水分補給を心がけましょう。水をしっかり飲むことで、体内のナトリウムバランスが調整され、むくみの予防にもつながります。また、水分を適切に摂ることで満腹感が得られ、食事の量を減らすことにも役立ちます。成人の1日に必要な水分摂取量の目安は、体重1㎏あたり30ml~40mlとなっています。体重50㎏の人は1.7L、60㎏の人は2.1L程度が目安となります。

5.カリウムを摂取する

野菜や果物に多く含まれるカリウムは、摂取しすぎた塩分を排出する作用があります。カリウムが多く含まれる食品の例としては、ホウレン草やブロッコリー、カボチャやレンコンなどがあります。カリウムは茹でて水にさらすと損失する量が多くなってしまうので、生で食べるかスープにしてそのまま食べるなどの工夫をしていきましょう。

5. まとめ

塩分摂取量と肥満の関係は、直接的な因果関係が明確でない部分もありますが、過剰な塩分摂取が肥満リスクを高める要因となることは多くの研究で示されています。塩分が水分保持や食欲増進、インスリン抵抗性に影響を与え、高カロリー食品と結びつくことから、塩分をコントロールすることは肥満予防や健康維持にとって重要です。

日常生活で塩分を減らすためには、加工食品や外食を控え、減塩食品を活用することが効果的です。また、十分な水分補給や適切な食事の工夫を取り入れることで、無理なく塩分摂取をコントロールし、健康的な体重管理を目指しましょう。

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